内緒で自己破産する方法
債務整理は、他人に知られず内緒でおこなうことができます。
他人どころか家族にも内緒でできるので、親や兄弟に心配をかけずに借金を整理することができるでしょう。
しかし、自己破産の場合には、内緒でするのはかなり難しいです。
例えば、他の債務整理の方法である任意整理や個人再生では、自宅を競売にかけられることはありません。
不動産以外の財産も守ることができるので、債務整理前の生活と手続きが終わった後の生活に差がでることは内と言っても良いでしょう。
しかし、自己破産をして債務整理をすると、手続きの前と後では生活が一変します。
自宅は競売にかけられますから、引っ越しをしなければいけません。
一定の財産は没収されてしまうので、生活のレベルも一気に落ちることになります。
またこれは個人再生も同じですが、自己破産をすると官報に記載されます。
官報に記載されると全国に名前が知れ渡ってしまいますから、内緒で自己破産をするのは難しいでしょう。
ほかにも、自己破産をする特定の資格が停止されます。
資格が停止されている期間は仕事をすることができないので、新しい仕事を探さなければいけません。
これも、内緒で自己破産ができない理由といっても良いでしょう。
自己破産を弁護士などに依頼をすると、内緒で手続きを進めてくれます。
しかし、手続きをすることに様々なデメリットを受け、その影響は生活全般に及びますから、家族や勤め先に内緒でおこなうのは難しいのです。