自己破産の無料相談ナビ ※24時間365日相談受付

任意整理をしてもデビットカードを作ることはできる?

任意整理を行う際には事前に知っておくべきことがいくつかあり、その中でも特に重要なこととなるのが「手続き後は一定期間、新たな借入が出来なくなる」ということです。
これは任意整理をしたという事実が個人信用情報に記録されるからであり、記録が残っている以上、金融機関からすればその人は、言葉は悪いですが借金を踏み倒した人だとみなされるからです。
もちろん債権者と債務者が交渉の末に合意しているわけですから踏み倒したとは話が違うのですが、金融機関は貸したお金が返ってこないこと、返って来ても利益が減ることを何より嫌います。
結果として、任意整理を含む債務整理をすると新たな借入が出来なくなるわけです。
これはクレジットカードでも同様のことが言えますから、債務整理をした後はその情報が個人信用情報から消えるまでクレジットカードを持つことはできないとして考えなくてはなりません。
しかしその例外となるカードとして存在しているのが「デビットカード」で、これはクレジットカードと同じカードの姿をしていますが任意整理をした後でも契約できる可能性があるのです。
デビットカードという名前は聞きなれないと言う人も多いでしょうが、このカードは簡単に説明すると「後払いでは無く決済を行った時点で銀行口座から引き落としてもらうカード」ということになります。
まず通常のクレジットカードの場合はお店から物やサービスを買う際にクレジットカードを提示して、その金額を一時的にカード会社に立て替えてもらってから翌月末などに改めて支払う形になります。
ですがデビットカードは指定した銀行口座から決済を行った時に引き落としてもらう形になりますので、後払いにはならないのです。
さて、それではどうしてこれだと契約しても良いことになるのかと言うと、重要なのは「その場で銀行から引き落とされる」という部分です。
カード会社が恐れるリスクは代金を立て替えた後で支払ってもらえなくなることですが、デビットカードだとそもそも決済を行った瞬間、もしくは決済を行ってから数日以内にすぐに銀行口座からお金が引き落とされます。
支払を翌月末まで待つ必要が無いということはリスクが小さいということになりますから、過去に債務整理をしたことがある人であっても契約をしてもらえる可能性があるわけです。
もちろんこれは可能性の話であり絶対に契約できるというわけでもありませんし、無計画に使えば銀行から一切のお金が無くなって再び債務整理をしなくてはならないなどのことになり得ます。
ですがカードが無いことで生じる不便も多いわけですから、任意整理を考えているのであれば名前だけでも覚えておきましょう。