任意整理は結婚のタイミングでするべき?新生活にリセット!
借金を抱えたまま結婚するという発想はよくありません。
夫婦になると債務は、双方の負の資産となるのです。
夫婦で返済していく義務が生じるので、結婚前に整理しておくのが筋でしょう。
結婚生活を始めるにあたって無視できないのがお金の問題です。
同棲時代はお金がなくても関係を続けられますが、夫婦となるとそうはいきません。
生きていくことはお金を稼ぐことであり、金欠になると夫婦仲も悪くなっていくものです。
夫婦間のトラブルの8割以上はお金の問題だと言われており、実際にはお金とは無関係だと思われることにもお金が関係しているのです。
金欠によりイライラして気持ちに余裕がなくなり、パートナーに八つ当たりしてしまう方は多いでしょう。
借金を抱えていると、その分だけ収入が減ってしまいます。
生活において大切なのは、どれだけ稼いでいるかではありません。
収支のバランスをプラスに保ち、手元にお金を残すことなのです。
どんなに沢山稼いでいても、借金返済でマイナスになるようでは生活は苦しくなります。
これから結婚を考えている方は、パートナーとよく話し合った上で債務整理をしましょう。
早い段階であれば、任意整理だけで解決できることもあります。
放置しておくほど債務は雪だるま式に膨れ上がり、解決するのに個人再生や自己破産が必要になってきます。
これらの方法は弁護士報酬も高くなり、40万円を超えてしまうことがあります。
借金はいきなり膨れ上がることはないので、返済できないと感じた時点で弁護士に相談しましょう。
相談するタイミングが遅くなって困ることはありますが、早くて困ることは絶対にありません。
任意整理は内緒にして勧めたいという方はいるでしょう。
しかし、内緒にしてもいずれバレてしまいます。
稼いでいる割に生活が苦しければ、何にお金を使っているのか突っ込まれることになるでしょう。
何よりパートナーに内緒にしておくことで信頼関係にヒビが入るので、任意整理を検討していることを内緒にしてはいけません。
借金を告白することで結婚がダメになるようでは、それはそれで仕方のないことです。
借金の問題は早く解決するほど傷口を広げなくてすみます。
債務整理を検討するべき状態は、債務が増えている状態だけではありません。
元金が減らない状態でも行わなくてはいけません。
利息だけ支払っていても、元金がそのままなら永久に完済できないからです。
いずれにせよ、借金返済が苦しいと思ったら弁護士に相談するべきでしょう。